【4月10日（日）ホークス10－0バファローズ　熊本・藤崎台】

＜今日の熱男＝今宮健太選手　4打点の活躍で打線に活気！＞

熊本は火の国。熱男打線が猛烈にアツくなった。

2試合連続の2桁得点に、4試合連続の2桁安打。投手陣は2試合で計1失点。鹿児島と熊本の連戦で強いホークスが完全復活しました。

試合中盤に打線が大爆発。初回に内川聖一選手の犠牲フライで先制するも、しばらくこう着状態となった試合を突き動かしたのは今宮健太選手のバットでした。

5回からの3イニング連続得点にすべて絡む活躍。5回、6回は2打席続けて犠牲フライ。そして7回の打席では2点タイムリーヒットを放ちました。

今宮選手の1試合4打点は2013年8月31日のイーグルス戦以来です。今宮選手も「ありましたね」とにっこり。今季ここまで13試合で9打点と勝負強さを見せています。

「打点の数は気にしていません。ただチャンスで回ってきたら最低限、そして最高の仕事ができるようにと考えています」

今季は打撃向上がテーマ。しかし、オープン戦では打率が1割に届かず苦しみました。「打てない時期の経験も生きていると思います。今はすごくいい間、タイミングで打席に入れています。ただ、これを継続するのではなく、土台をしっかり作ってもっといいものにしていきたい」。

2番を打つ今宮選手の好調は3番の柳田悠岐選手にも好影響をもたらします。

この日もフォアボールがあり、開幕13試合連続四球の日本記録は更新中。厳しい攻めが続きますが、それでもこの日は2安打1打点1盗塁と気を吐きました。「チームが勝っているのが嬉しい」と主軸としての自覚をのぞかせました。

投げては先発の武田翔太投手が7回無失点で2勝目。2番手のスアレス投手は来日初登板ながら落ち着いたピッチングで1回3者凡退。150キロ超の速球で熊本のファンを沸かせました。

また、この熊本開催にはくまモンが来場。さらに始球式には地元出身の俳優で、熊本市の「わくわく親善大使」としてもご活躍中の高良健吾（こうら・けんご）さんが登場しました。大のホークスファンという高良さんは「今まで他のチームから（始球式の）お話を頂いたことがありましたが、ホークス戦で投げたいとお断りしたこともあります。本当に楽しかったです」。セットポジションからの1球は惜しくもワンバウンドになりましたが、「フォークボールだったということにしてください（笑）」と話し、「今年も優勝。V３を期待しています」と熱いエールの言葉も頂きました。

工藤監督の熱男トーク

――打線が好調。
「今宮くんが打って、その後に柳田くんも打ってくれたのは大きかった。試合の前半は打ちあぐねたところもあったが、打つべきところで打っている。みんないい感じに状態が上がっている」

――スアレス投手が初登板。
「いい球を投げていた。ボールに力があるからストライク先行で投げられれば、アウトになる確率は高い。次回は少し厳しい場面での登板もあるかもしれません」