【3月10日(火)ホークス2-2ジャイアンツ 長崎ビッグN】
長崎市のビッグNスタジアムで行われたジャイアンツ戦。平日のデーゲーム、しかも午前中は雪が舞うという非常に寒い一日でしたが、長崎での「ホークス×ジャイアンツ」の対戦は1998年以来17年ぶりということもあり14,939人が来場者でスタンドはほぼ満員とい う盛況ぶりでした。
しかもホークスの先発は松坂大輔投手でした。前回のオープン戦初登板は甲子園球場だったこともあり、これが九州の主催試合で投げる最初のマウンド。名前がコールされると大歓声と大きな拍手が起こりました。
しかし、この日は寒さの影響から「どうしても怪我をしないようにという意識が働いてしまい、自分のやりたかった投球が出来ませんでした。シーズン開幕までの登板数を考えると勿体ないが、天気は仕方がありません」と話していたように、3回2失点と本来の姿を見せられないままでの降板を悔しがりました。「次回に持ち越しです」と気持ちを入れ直し、「次はドームでの登板。長いイニングを投げたい」と本拠地ヤフオクドームでの登板を示唆しました。
一方でリリーフ陣は奮投を見せました。2番手の柳瀬明宏投手が1イニングをわずか6球で3者凡退に退ける好投を見せれば、バリオス投手は12球で2三振を奪い3者凡退。嘉弥真新也投手は2回パーフェクト。二保旭投手は2回1安打無失点と結果を残しました。工藤公康監督も「みんな気持ちを込めて投げてくれている」と笑顔。なかでも「熱さ」が伝わる投げっぷりだという二保投手に関しては「コントロールが良くテンポがいいから、野手のリズムも良くなる」と高く評価していました。
打線では李大浩選手が今オープン戦で初めて4番に座りました。昨季のペナントとCS、日本シリーズの全155試合で打線の核を担った大砲。今季は5番打者の候補でもありますが、様々な打線オプションをベンチは試しているようです。
2015年3月11日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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