2017/03/24 (金)
選手

曽根選手が『69』で支配下登録「守備でアピール」

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3月24日(金)、曽根海成選手が育成枠から支配下登録されることが決まり、同日にヤフオクドーム内のプレスカンファレンスルームで記者会見が行われました。これに伴い、曽根選手の背番号は「140」から「69」へと変更になります。

また、ホークスで育成枠から支配下登録されたのは23人目(24例目)となりました。

曽根選手は大阪出身の21歳。京都国際高校から‘13年育成ドラフト3順目で入団しました。俊足と強肩は入団当初から魅力でしたがまだとにかく線が細かったために、体づくりを主に置き、2年目までは三軍が主戦場でした。その中で実戦経験も併せて積んできました。

昨シーズンから二軍に戦いの場を移すと、82試合に出場。231打席に立って打率.244をマーク。17犠打も光りました。

そして、今年はキャンプからこのオープン戦までA組、一軍でずっと過ごしてきました。オープン戦は前日23日(木)まで10試合に出場。ショートの守備では工藤公康監督から「今宮の動きに近い。積極性、思いっきりがある。がむしゃらにやっているし、ほかの若い選手の刺激にもなっている」と評価されていました。さらに打撃でも3月9日のファイターズ戦(ヤフオクドーム)でセンターオーバーのタイムリー三塁打を放つなど6打数2安打とアピールしていました。

会見に臨んだ曽根選手は「このような場は苦手」と緊張感たっぷりの様子。「支配下選手になったので責任も重くなると自覚しています。今日からまた新たな気持ちで頑張っていきたい」と意気込みを話しました。

セールスポイントは「守備」といい、「こいつの守備ならば一軍で使えると思ってもらえるプレーをしたい」と思いを語りました。

工藤監督も評するように、曽根選手自身も今宮選手を目標にしています。1月の自主トレでは弟子入りしてともに練習もしました。

「自分の目標は今宮さんを抜くこと。負けないくらいの守備でアピールしたい。肩とスローイングの精度で特に勝負したいです」

プロ野球選手としての本格的なスタート地点に立った曽根選手。「もう支配下になるという目標は達成したので、今は開幕一軍を目指してやっていきたい」と強い気持ちを言葉にしました。24日(金)のカープ戦(ヤフオクドーム)からさっそく真新しいユニフォームでベンチ入りします。

2017年3月24日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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