11月9日（日）、新任する佐藤義則1軍投手コーチ、鈴木康友2軍内野守備走塁コーチ、田之上慶三郎2軍投手コーチ、佐久本昌広3軍投手コーチの就任会見をヤフオクドーム内にて行いました。

佐藤1軍投手コーチは北海道出身の60歳。現役生活22年と息の長い投手で通算165勝、95年には40歳11か月でノーヒットノーランを記録する偉業も達成しました。その後オリックス2軍、阪神、日本ハム、楽天（今季まで）で投手コーチを務めてきた経歴を持ち、現在メジャーで活躍しているダルビッシュ有投手や田中将大投手の指導歴もある大変経験豊富なコーチです。佐藤コーチは会見で「今年までライバルとして戦ってきたホークスですが、今年に関して厳しい言い方をすれば2、3年前に比べて先発ピッチャーの力は落ちていると感じていました。若手にも力はある選手がいると聞いています。ピッチャーがしっかりしていれば連続日本一にはなれます。その手助けをしていきたい」と抱負を述べました。

鈴木2軍内野守備走塁コーチは奈良県出身の55歳。鈴木コーチも、佐藤コーチと同様に今季まで楽天のコーチを務め、それまでにも西武、巨人、オリックスでコーチを歴任しています。鈴木コーチは「ホークスは走攻守の3拍子がそろった選手が多いという印象。また、守ってもアグレッシブで、内野は元気で声が出てチームワークの良い、本当に良いチームだと思います。内野の戦力は整っていますが、どれだけバックアップできるか。今年も松田や本多が怪我をしました。今年は明石や吉村がよく頑張ったが、さらに若い世代を育成していきたい」と力を込めました。

田之上2軍投手コーチは鹿児島県出身の43歳。現役時代はドラフト外入団ながら、2000年代前半にはホークスのエースとして活躍。その後ホークスでコーチを務め、今季までの2シーズンは日本ハムの2軍投手コーチを務めていました。2年ぶりの古巣復帰となります。田之上コーチは「とにかく個人個人の能力をどうやって引き出すか。個性や長所を把握して伸ばしていきたい」と話しました。

佐久本3軍投手コーチは沖縄県出身の40歳。ホークスで先発、中継ぎ左腕として活躍し、阪神、横浜でもプレーしました。コーチとしてユニフォームを着るのは初めて。「しっかりチーム方針を理解して選手たちを指導したい。3軍はまだ支配下登録されていない選手がほとんど。思いやパフォーマンスがついてこない選手もいると思うので、そこもいち早く理解して、前に進んでいけるよう頑張ります」と目標を口にしました。

4コーチとも宮崎秋季キャンプに合流する予定です。