オープン戦はラストウィークに突入。地元福岡に戻ってきたホークスは1点差ゲームでベイスターズに勝利した。
三回裏、先頭の9番・甲斐拓也選手の二塁打をきっかけに1アウト一、三塁のチャンスを作り、3番・栗原陵矢選手がきっちり犠牲フライを放って1点をもぎ取った。
この得点を盤石の投手リレーで守り切った。先発した笠谷俊介投手が5回無失点。79球を投げて4安打2四球を許したが、要所をしっかり締めるピッチングを披露。四回の無死二、三塁のピンチでも落ち着いた投球で得点を許さなかった。
リリーフ陣は圧巻の奪三振ショーだ。六回の津森宥紀投手、七回の岩嵜翔投手はともに3者連続三振。八回は杉山一樹投手がマウンドに上がり1回を3者凡退、2三振と仕事を果たした。この3投手で3回8Kパーフェクトと相手に流れを渡す素振りすら見せなかった。
最終回は森唯斗投手が登板。先頭打者にヒットを浴びたが、この走者をこの日がオープン戦初出場の高谷裕亮選手が盗塁阻止する「高谷キャノン」を見せてアウトに。その後は森投手が2つのアウトを取って試合を締めくくった。
また、この試合では柳田悠岐選手、デスパイネ選手、高田知季選手もオープン戦初出場。柳田選手は2打数無安打に終わったが、「今日はヒットこそ出なかったが、PayPayドームで試合に出場できたことが一番。体も問題なくプレーできたし、あとは開幕に向けてしっかりと調整していきたい」と納得したように振り返っていた。