2016/11/06 (日)
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高橋投手「ピッチングは順調です」投球改良が奏功

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11月6日(日)、秋季キャンプは第2クール最終日でした。この日も晴天で、ここまでグラウンドを使えなかった日は一度もありません。

「今日は走るよ」と話していた工藤公康監督。ランニングメニューは200mを走り、1分間休憩してまた走る…の繰り返し。ここまで全体的に見てもランニング量は明らかに増えています。工藤監督は「ん? 少しね」とにやりと笑いましたが、選手たちや球団スタッフに聞いて回ると、やはり昨年秋のキャンプよりはメニュー量は増えているようです。ある投手は「去年の秋が人生一きつい練習だと思ったけど、今年あっさりと上回るなんて」と思わず表情を硬くしていました。

そして、この日注目したのは「ドラ1」入団の若鷹です。今季ルーキーシーズンだった高橋純平投手。1年目の2軍公式戦での成績は7試合登板、2勝1敗、防御率2.22でした。「1軍で1勝」という目標はかなわず、「悔しい1年だった」と振り返ります。来季の飛躍へ、大事な秋のキャンプを過ごしている真っ最中です。

ランニングに関しては今春のキャンプはリハビリ組だったこともあり、「今までで一番のランニング量です。高校も公立でしたし」と顔中の大粒の汗をぬぐいながら話しました。それでも「ピッチング順調です」とにっこり。この秋のキャンプ序盤にまず立ち位置を三塁側から一塁側に変更し、さらにインステップ気味だった悪癖も修正しました。

この日のブルペンを見た佐藤義則投手コーチに感想を聞きに行くと「見ればわかるだろ? 聞きに来るなよ(笑)。腕の振りが全然違う。前は左打者のインコースに投げにくいと言っていたけど、今は体もしっかり前に出ている。シャドーピッチングをやらせても腕の振りは周りの投手より速い。いいピッチャーだよ」と話していました。来季は1軍デビューももちろん、先発枠入りを狙いながらさらに己を鍛え上げていきます。

そしてドラフト1位で入団して2年目のシーズンを終えた松本裕樹投手。今年9月には1軍デビューも果たしました。「でも、投げたのは1イニングだけ。その試合だけでは手応えも反省もわからない。ただ、この秋は球速アップを目指して取り組んでいます」。今季は直球が140キロ前後でしたが、「理想は145キロを常時出すこと」。勝負の3年目へ鍛えの秋を過ごしています。

2016年11月6日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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