2016/11/04 (金)
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秋の名物! 午後特打は120分間振り続ける!

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11月4日(金)、秋季キャンプ第2クール2日目も好天に恵まれ、暖かな陽気の中での練習となりました。また、この日で侍ジャパン組(千賀滉大投手、武田翔太投手、松田宣浩選手、内川聖一選手、中村晃選手)が強化試合直前合宿に合流するためにチームを離れました。

秋のキャンプといえば、極限まで己を追い込む個人練習が見所の一つです。午後の球場特打はまさにそれ。この日は拓也捕手、栗原陵矢捕手、古澤勝吾選手、川瀬晃選手、曽根海成選手、幸山一大選手の6名が参加しました。

午後特打は、まず6か所に分かれて行います。ティー、連続ティー、ロングティー2か所、フリー打撃2か所。これをローテーションで回っていきます。1か所10分間で2周。つまり計12ラウンド。120分間もバットを振り続けるのです。

一番の難関は連続ティー。次々とトスされるボールをひたすら打ち返します。どんなに疲れても、悲鳴を上げても、ボールは飛んできます。その10分間は休む間もなく、とにかく打ち返すしかないのです。

午後2時15分にスタートし、終わる頃には陽も落ちかけていました。若鷹たちの手はボロボロ。「やばいです」という栗原選手の両手は小刻みに震えていました。

川瀬選手は今季が1年目のシーズンでした。初の秋季キャンプ。「僕の人生史上最大級の練習量です。これを乗り越えることでまた一つ自信がつくと思います」と話していました。若鷹たちにとっては立花義家打撃コーチや藤本博史打撃コーチら1軍スタッフに直接指導をしてもらい、かつ途中からは工藤公康監督も付きっ切りになるなど、刺激たっぷりの様子。川瀬選手は「最後は工藤監督に声をかけられながらロングティーを行いました。ただ打つのではなく、置いてあるネットを狙って打って、バットコントロールを養う練習です。最後はしんどかったけど、監督に見てもらえていると思うと気持ちも高ぶりました」と充実感たっぷりの表情を見せていました。

2016年11月4日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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