2016/11/03 (木)
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侍ランチ特打! 嘉弥真投手は新フォーム挑戦中

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11月3日(木・祝)、宮崎秋季キャンプは第2クールがスタートしました。この日は正午過ぎに「侍ジャパン」選出組の内川聖一選手、松田宣浩選手、中村晃選手が特打を行い、アイビースタジアムに快音を響かせていました。3選手に加え、千賀滉大投手、武田翔太投手の計5名の侍ジャパン組は5日(土)で秋季キャンプを離れる予定になっています。

また、秋のキャンプの特徴といえば、体を極限まで追い込み、強い気力と体力を養うのもそうですが、新しいことにチャレンジできる期間でもあります。

腕を下げて、新境地へ。ブルペンで投球練習を繰り返しているのがサウスポーの嘉弥真新也投手です。これまでのオーバースローからサイド気味に投球フォームを改造しているところです。

この日は工藤公康監督から直接アドバイスを受け「左足がドンとついてしまっている。右足一本に体重を乗せるようにして、左足はそっとつくように」と、グラウンド整備に使うトンボを利用しながらフォーム固めも行いました。

「完全に横じゃないですけどね。まだしっくり来るところまでは行ってないですよ。始めたばかり。これからです」

小柄ですが、スピード感ある直球は魅力の一つでした。10月のみやざきフェニックスリーグでは最速147キロもマークした速球派。しかし、横手投げにすれば、ほとんどの場合球速は落ちます。「それは承知の上です。変なこだわりはありませんし、僕は球のキレ味で勝負したい」。そのかわりに決め球のスライダーの曲がりは大きくなったと言います。「実はシーズン終盤に投げ方を変えることは考えていました。同じような投げ方の森福さんにも相談したら、『いいんじゃない。合ってると思うよ』と言ってもらえましたし」。新スタイルで来季は1軍定着へ。2013年の40試合登板超えは最低ノルマです。

さらに同じ左腕の山田大樹投手もワインドアップ投法に変えて、投球フォームに一段と躍動感が増しました。「オフのテーマは球速アップです」。今季最初は130キロ台中盤だったのがシーズンのトレーニングで140キロ台へと伸びていました。「来季は常時145キロ、目指しますよ」。入団3年目には最速152キロをマークした実績もあります。11年目の来季へ、まだまだ成長の途中です。

2016年11月3日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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