【3月1日(日) ホークス2-0イーグルス ヤフオクドーム】
<今日の熱男 中田賢一投手=今季実戦初登板で2回無失点と好スタート>
昨季チームトップタイの11勝を挙げた中田賢一投手。初めての実戦登板を無難な形で終え、笑顔も見られました。
先発でマウンドに上がると「去年の秋以来。久しぶりでちょっと力が入ってしまった」と立ち上がりはフォームを崩してしまい、先頭打者に四球を与えてしまいますが後続はぴしゃり。2イニング目はフォームのバランスも取り戻し、実績ある右腕らしい投球術をきっちり見せました。
変化球に課題を残したというものの、「今日の一番のテーマはストレートでどれだけファウルを取れるか。投げてみて、球の走りは良かったと思います」と手応え十分。今キャンプではA組で最多の1579球を投げ込み、肩のスタミナやフォーム固めなどの課題はクリアしてきました。「この時期はもう少し追い込むことも考えている」と話しており、シーズン開幕への逆算はしっかりと整っています。
また、この試合では内川聖一選手が試合途中から、ホークス移籍後初めてファーストを守りました。工藤公康監督は「小差のリードで守備を固めたい時に、内川選手が一塁に回ることで攻撃力を落とすことなく戦える」と狙いを語っており、2015年型のホークス野球の一部を窺い知ることの出来る選手起用法となりました。
2015年3月2日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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