ライオンズ | 0 | 3 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 |
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ホークス | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
※特別ルール
(ホークスのみ)
武田、高橋純、中田、二保、川原、松田遼、甲斐野――甲斐、髙谷、栗原
甲斐、真砂
9上林 6今宮 8柳田 3内川聖一 D中村晃 5松田宣 7福田 2甲斐 4牧原 P武田
ドラフト1位ルーキーの甲斐野投手が対外試合初登板で、昨季1位のレオ打線を相手に最高のデモンストレーションをしてみせた。最初の打者は150キロ超を2球で追い込むと「勝負したかった決め球」というフォークで空振り三振を奪った。続く打者を内野ゴロに打ち取り、3人目の初球には今キャンプ自身最速の155キロを計測。最後はバットをへし折って三ゴロに仕留めた。「マウンドに入るまで緊張していたけど、腹をくくっていきました」と度胸満点ぶりも発揮した。
また、7回に登板した川原投手は最速152キロをマークして1回1安打無失点。「最後は狙ってゲッツーが取れた」と納得顔で、「支配下登録に向けてどんどんアピールしていきたい」と背番号3桁からの卒業へ闘志を燃やした。
打線では甲斐選手が「チーム1号」の本塁打を右翼席に放った。「結果的にホームランになっただけ。でも、今までやって来たことを少しは出せたのかなと思います」と振り返った。今季は打撃でもチームに貢献したいと意気込み、打率2割8分以上を目標に掲げている。さらに1軍定着を狙っている7年目の真砂選手にも逆方向への一発が飛び出した。真砂選手は26日のイーグルス戦でも三塁打を放っており、2試合連続で長打を記録した。
2019年2月27日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)