2016/11/19 (土)
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充実の秋季キャンプ終了。工藤監督が総括!

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11月19日(土)、約3週間にわたった宮崎秋季キャンプを打ち上げました。

最終日もあいにくの空模様となりましたが、「走る」メニューはもちろんこの日も行われました。雨の降る中、人工芝のサッカーグラウンドで行われたのは、70m×3リレー。3人一組となり、1人が70mを10本走ります。これを6セット。なので、1人あたり4200mをダッシュする計算になります。

工藤公康監督は「キャンプ初日の彼らを見ていたら、このメニューも途中で倒れ込むヤツが何人もいたかもね。だけど、みんなしっかりと走り切った。逞しくなっていると思うよ」と満足そうな表情を浮かべました。

また、最終日で練習時間が短い中でしたが、早出投手練習組だった山田大樹投手、加治屋蓮投手、児玉龍也投手の3人はブルペンでピッチングを行いました。加治屋投手は「今季後半から下半身の使い方がよくなり、自分でも一定の手ごたえを感じています。いいキャンプにもなりました」と振り返りました。

そして、午後1時に練習は終了。工藤監督からの指名により、柳田悠岐選手が挨拶と手締めを行いました。

工藤監督はこのキャンプを総括。「つらい練習に選手たちはよく耐えてくれたと思います。自分の身にしてくれて、いいキャンプになりました。走るというのはすべてのスポーツにおいて基本となります。苦しい時、つらい時も我慢して走るということが彼らの成長に一番大切なことであり、肉体的にも精神的にも成長するという信念からやってもらった。それに応えてくれた選手にありがとう、よくやってくれたという言葉を送りたいです」。

また、選手たちへの訓示ではオフの過ごし方や心構えについても説きました。「(キャンプが)終わってよかったではない。ここは競争の世界です。力のない者は一軍で活躍できないし、残れない。今年良くても絶対に来年も大丈夫という選手はいません。努力して、頑張って、自分の課題や足りないものを理解して取り組んでほしい。オフ、自分ひとりでやるのは大変。強い気持ちを持ってやらないと身にならない。自分を律して、いいオフにしないと明るい未来は見えてこない」。

今年悔しい思いをしたホークス。「練習でしか、強いチームは作れない」(工藤監督)。それを晴らす来季へ、V奪回の来季へ。さらに強く逞しくなり、来年2月1日、鷹戦士たちは再びユニフォームに袖を通すことでしょう。

2016年11月19日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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