2016/03/20 (日)
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タマスタ筑後の歴史的初戦は、劇的逆転サヨナラ!

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3月19日(土)、ウエスタン・リーグが開幕。ファーム新本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」内のメイン球場「タマホームスタジアム筑後」のこけら落としとなる歴史的一戦が開催されました。

この日のチケットは前売りで完売。開門は12時でしたが、球場前のステージでは地元筑後市によるプロミュージシャン、地元中高生のブラスバンドや太鼓などが披露されたり、こけら落としを記念したテープカットセレモニーが実施されたりして、午前中のかなり早い時間から多くのファンの皆様が来場されていました。

試合前のグラウンドでも筑後七国の首長によるセレモニアルピッチや西日本オペラ協会理事の辺春容子さんによる国歌独唱、西日本短期大学付属高校の学生によるマーチングバンド演奏などで祝賀ムードを盛り上げて頂きました。

そして満員のスタンドからの大歓声を浴びた若鷹たちは、開幕戦で劇的な逆転サヨナラ勝利を飾りました。

1点を追いかける9回裏、1アウトから真砂勇介選手がしぶとくライト前へヒットを放つと、続く上林誠知選手は右翼線へ二塁打を放ちチャンスを拡大。

ランナー二、三塁。打席は4番・江川智晃選手。3,113人で満員となったスタンドからは自然と大声援と拍手が沸き起こりました。「プレッシャーのかかる場面だったけど、背中を押してもらった。楽しめた」。5球目のストレートを狙い打ちすると、打球は前進守備の外野手の頭上を越えて左中間に弾みました。

「野球をやるのに1,2軍は関係ない。やることは同じ。全力でやっていきたい。それにこっちには後輩たちがたくさんいて変なところも見せられない。いいお手本にもならないと」

今季12年目の江川選手はしっかり前を向き、己を磨いて再び1軍の舞台で活躍することを誓いました。

投げては先発の東浜巨投手が、終盤8回に先制点を許したものの8イニングを1失点に抑える好投。2番手のスアレス投手が勝ち投手となりました。

水上善雄2軍監督も劇的勝利に満面の笑顔。「筑後のファン、ホークスのファンの皆さんの熱さに乗っけてもらった。声援に応えた選手たちも素晴らしかった」と興奮気味。また、若鷹たちはこの素晴らしい雰囲気や緊張感、そして12球団一の施設が整った中で日々鍛錬し、戦っていきます。

「2軍とはいえ、プロとしての責任感が芽生える。その中でやれる若い選手たちは幸せなこと」と、若鷹たちのさらなる成長、飛躍に期待を寄せていました。

2016年3月20日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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