2016/03/13 (日)
選手

常勝ホークス野球の真髄を見た、8回の逆転劇!

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【3月12日(土) ホークス4-3スワローズ ヤフオクドーム】

<今日の熱男=この日、スーパーサブとなった選手たち。見事な逆転劇>

ホークスの強さの理由はたくさんありますが、その一つが選手層の厚さ。

3月12日(土)のスワローズ戦(ヤフオクドーム)は苦しい展開の中で、8回裏の一気の集中攻撃で見事に試合をひっくり返しました。逆転劇を演出したのは、この試合はベンチスタートだった選手たちでした。

8回、1アウト一塁から途中出場でこの日初打席の川島慶三選手が投手強襲ヒットを放ってチャンス拡大。続く代打・明石健志選手も「打ったのはチェンジアップかフォーク」と変化球に食らいつき、これがタイムリーとなり1点差に迫ります。

打順は3番で、またも代打・カニザレス選手。ライトへ犠牲フライを打ち上げて同点に追いつきました。さらに4番に入っていた途中出場の高谷裕亮選手もライトへしぶとく運び二塁走者が生還。勝ち越しタイムリーヒットに、一塁側のベンチも、3万3千人以上が詰めかけたスタンドもまるで公式戦のように盛り上がりました。

工藤公康監督も試合後には喜びの表情を浮かべ、このように話していました。

「ああいう集中力を持って、相手の勝ちパターンの投手を攻略したのは非常によかったと思います。途中出場の選手たちも、チャンスの場面でいきなり打席に立ってどうしようと考えるのではなく、しっかりピッチャーと向き合うことが出来ているように見えます。だから詰まっても押し込めてヒットになる」

「また、いい集中力は、各担当コーチのファンプレーでもあります。早めに準備が出来るよう伝達がしっかりとなされている」

工藤監督は常々、「ホークスの選手は相手チームと戦う前に、味方に勝たないと試合に出られない。その競争がチーム力を高めている」といいます。この日結果を残したいずれの選手も、全員が開幕スタメン奪取を狙って闘志を熱く燃やしています。

また、高谷選手は守りでも2つの盗塁阻止で強肩を披露。真砂勇介選手は盗塁と好走塁で持ち味の俊足をアピールしました。

ホークスの選手たちは、もう真剣モードで試合に臨んでいます。練習試合、オープン戦でここまで13試合負けなし。これはある意味、必然といっていいのかもしれません。

2016年3月13日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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