同点打を放ってガッツポーズの星子選手

勝ち越し打を放った大串選手

喜ぶホークスJr.ナイン

【12月27日（金）　ホークスJr.4－3バファローズJr.　札幌ドーム】

まだ幼さの残る鷹たち。しかし、土壇場からの大逆転劇。池田親興監督は「疲れた。いや、本当にすごかった」と感動と興奮で声を震わせました。

27日（金）に札幌ドームで開幕した「NPB12球団ジュニアトーナメント」。ホークスJr.はグループDで予選リーグを戦い、初日第2試合でバファローズJr.と対戦しました。試合前には「練習試合で勝った相手。負けられない」と出口雄大コーチ。しかし、プレーボール直後、まさかの先頭打者被弾で雲行きが怪しくなります。2回表に服部元軌選手のタイムリーで同点としましたが、すぐに勝ち越されて、さらに6回裏にも追加点を奪われる痛恨の展開。

しかし、最終回の7回表、ホークスJr.ナインは諦めていませんでした。2アウト二塁から代打の榎田尚太選手がしっかり四球を選び出塁すると、続く4番・中ノ原悠成選手も四球で2アウトながら満塁の大チャンス。打席は5番の星子海勢選手。「緊張しました。でも、何とか繋ごうと思いました」。食らいつくバッティングで打球はライト前へ。見事に2者が生還して同点。この勢いのまま6番・大串祐貴選手が内野安打を放って勝ち越しの走者をホームに迎え入れました。

最後は先発した眞崎晴那投手が、外野守備から再びマウンドに戻り熱投。勝利の瞬間、ホークスJr.ベンチからは大きな声が上がりました。池田監督は「これまでに見たことのない表情を出して戦ってくれました。彼らの成長を感じます」と満面の笑み。28日（土）に行われるファイターズJr.との一戦に勝利すれば決勝トーナメント進出が決定。4年ぶり2度目の日本一へ前進します。