オールスターまでの前半戦を終えて、工藤公康監督がここまでの総括を行いました。
ここまで76試合を戦って39勝37敗、勝率.513でパ・リーグの3位につけています。首位までは6.5ゲーム差です。工藤監督は「怪我人が居たりしてチームとして安定した戦い方が出来なかった。ただ僕自身の、指導力のなさもあったのかもしれません。もっと強くチームを引っ張っていければよかったとも考えます」と悔しさを押し殺すような表情で話しました。
その中でもチームは貯金を2つ作ってターンを迎えました。「試合に出ている選手たちが頑張ってくれたおかげ」と少し表情が和らぎ、パ・リーグが混戦模様になっていることについても「それくらい実力が拮抗しているということ。オールスターが明けて、怪我人が帰ってきて、またしっかりと離されないように戦っていきたい」と力を込めました。
また、ここまで印象に残った選手としては打者で柳田悠岐選手、投手で石川柊太投手の名前を挙げました。さらに若手の台頭も。高橋礼投手、椎野新投手のルーキー2投手も一軍を経験。「また力をつけて上がってきてほしい。後半戦の力に」と期待を込めました。
2018年7月12日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)