ホークスがこれまでも力を注いできた、野球の普及・振興活動がますます加速していくことになります。
3月27日(火)、福岡ソフトバンクホークスと、NPO法人ホークスジュニアアカデミーは、地元九州の野球発展・普及活動について、さらなる底辺拡大と新たな競技人口獲得を目的として、子供向けスポーツスクールの運営を行うリーフラス株式会社と。幼児(3歳)から小学校6年生を対象とした野球事業スクールの提携について合意しました。
スクールの運営・展開はリーフラスがあたり、ホークスジュニアアカデミーからOB講師を派遣するほか、講師・生徒がリーフラス株式会社の展開する「ベースボールスクールポルテ」とホークスのロゴ入りのユニフォームを着用して、福岡ソフトバンクホークス公認の野球スクールとして活動を行っていきます。
同日、ヤフオクドーム内のプレスカンファレンスルームで発表会見が行われ、ホークスからは太田宏昭代表取締役専務、舘賢治NPO法人ホークスジュニアアカデミー理事長、ホークスOBで現在スポーツ振興部の新垣渚氏が出席。リーフラス株式会社の伊藤清隆社長、同社で講師を務めるホークスOB本間満氏も登壇しました。
今後、3年先をめどに5000名規模の教室へ。そして成果を踏まえた上で5年後には7000名規模まで拡大できるか見極めていくとの展望を述べると共に、太田専務も「現在は福岡、佐賀、熊本、鹿児島でスクール事業を行っておりましたが、今後は九州全域と山口まで拡大していきたい」と述べました。
また、ホークスでは選手のセカンドキャリアとして、球団で積極雇用をし、スポーツ振興部だけでも現在5名のOBが従事しています。
「毎年退団する選手に対しては、ソフトバンクグループでのセカンドキャリアを打診しておりますが、野球振興の仕事は、チームの仕事に近く、元選手にとってやりがいのある仕事と言われていますので、今後もスクールの拡大に合わせて積極的に参加してもらいたいと思います」との声も上がっていました。
2018年3月27日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)