2016/10/31 (月)
球団

達川ヘッドコーチが就任会見「力になりたい」

10月31日(月)、来季よりヘッドコーチに就任することが発表された達川光男コーチの会見が、キャンプ地の宮崎市・生目の杜運動公園にて行われました。背番号は79です。

先日まで日本シリーズを見て、「ファイターズはしぶとく強い。大谷もまだヒヨッコみたいな選手だけど、これがひな鳥、親鳥となったらどんな選手になるか。そのチームをやっつけないといけないわけだから、より厳しい戦いになる」と達川コーチらしい独特な表現を交えつつ、次のように意気込みを話しました。

「『意識の差が、結果の差。目標ありて、結果あり』。努力した人が成功するとは限らないけど、成功した人は必ず努力をしている。私の中では王(貞治球団会長)さんが一番。また、工藤監督も長く現役を続けた人で、トレーニングには力を注がれている。選手たちが一日でも長く野球生活を続けられるために。もちろんそのためにはチームに貢献もしないと残れない。選手たちの、どんな形でもいいので力になりたい」

達川コーチは1995年シーズンに福岡ダイエーホークスで1軍バッテリーコーチを務めており、22シーズンぶりの復帰となります。

「工藤監督に誘われたときは嬉しかったですね。95年、王監督が就任したときに1年間だけコーチをやらせてもらいましたが、何の役にも立たず、いい思いをしてもらうこともなく辞めてしまった。ずっと心に引っかかってました。いいチャンスをもらうことができました」

ヘッドコーチとして、監督の黒子に徹する覚悟は重々承知と話し、ユーモアを交えた会見の中にも熱いハートが垣間見えました。

ファンの皆さんへのメッセージでは「井伊直弼の言葉に『出迎え3歩、見送り7歩』というのがある。“球場に歩み来る人には安らぎを、球場を去る人には幸せを”。たとえ負けても来てよかったと言って帰ってもらいたいし、もちろん試合に勝って喜んでもらえるのがいい。ファンの人を大切にするのは工藤監督も同じ。その負けず嫌いな監督のもとで勝てるチームを作れるように頑張っていきます」と抱負を述べました。

2016年10月31日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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