12月29日(水)、「NPB 12球団ジュニアトーナメント2021 KONAMI CUP」の大会2日目に臨んだ福岡ソフトバンクホークスJr.。
決勝トーナメント進出に向けた北海道日本ハムファイターズJr.との一戦。ワイルドカードの1枠を取りに行くためには点差をつけての勝利が条件の中、投打ががっちり噛み合って見事コールド勝ちを収めました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | R | |
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北海道 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
福岡 ソフトバンク | 2 | 3 | 2 | 2 | × | 9 |
(5回コールド)
点を取るという明確な目標の中で戦ったこの試合。ホークスJr.打線は毎回得点で圧勝した。
初回、2番・島尻琳正選手が2試合連発となる2ランを左翼へ運んで先制。2回には9番・中村陽裕選手と1番・岡田良太選手の連続タイムリーで計3点。3回は7番スタメンの宮崎礼治選手の三盗から相手のミスを誘って得点し、4回は中島齊志キャプテンの右越え2ランでダメ押しした。
投げては先発した坂口翔仁選手が立ち上がりからリズムのいい投球を見せ、4回途中からは林田琢夢選手がリリーフ。最後は森永悠史選手が締めくくった。
そして、ワイルドカードを争うTQB(得失点率)の結果、ホークスJr.の決勝トーナメント進出が決まった。ホークスJr.の決勝トーナメント進出は2015年大会以来6年ぶりで5度目となる。
「選手たちにはこの試合までに『やれることはやってきた。今まで通りやれば勝てるから』という話をして臨みました。とにかく点を取るというテーマの中で、理想通りの試合をしてくれました。練習試合の時から点差があっても次の1点を取りにいくという姿勢は大切にしていた。同じようにやってくれたと思います。
また、走塁はみんな成長しているし、失敗してもいいから積極的に行こうという姿勢も出ている。前へ、前へ。だから昨日の敗戦からの切り替えも上手に出来ていたと思います」
「昨日負けていたけど、まだチャンスはあるからしっかり声を出していこうと、チームのみんなには声掛けをしていました。元気を出して戦えたと思います。ホームランは好きなインコース低めだったので思いっきり振りました。憧れている柳田選手も東京五輪でプレーした同じ球場で打てて、とても嬉しかったです」
「緩急をしっかり使って打ち取ることが出来ました。好きな選手はホークスの今宮選手です。普段はピッチャーだけでなくショートもやっています。今宮選手の高校時代のプレーを動画で見て、あの守備がとてもカッコよくて好きになりました」
「昨日は緊張で硬くなっていて打てなかった。寝る前に打撃のイメージをして、気持ちを切り替えてからしっかり眠りました。その通りの前でさばく打撃が出来たので嬉しいです。憧れはバファローズの吉田正尚選手。広角に打てて長打力もあるから」