ホークスが九州を元気にする活動「ファイト!九州」の活動の一環として取り組む「あなたの夢を叶えます」プロジェクト。
九州の子供たちから夢を募集してホークスが一緒に実現することで、子供たちを元気に、そして笑顔にしていきます。
今回夢を実現させたのは、福岡県在住の高瀬李音(たかせ りおん)さん(14歳・中学3年生)。
おじいちゃんから貸してもらったカメラでかっこいい写真を撮りたいという、李音さんの夢が実現する瞬間をレポートします。
~叶えたい夢~
「私の祖父はカメラが趣味です。ソフトバンクの試合を見に行く時に祖父がカメラを貸してくれるのですが上手く撮れません。いつもカメラを貸してくれる祖父にカッコいい写真を見せて誉めてもらって、自分で撮った写真を大きな写真にしたいです。」
昨年周東選手の活躍を見てホークスファンになったという李音さん。今年になって大のカメラ好きのおじいちゃんからカメラを借りてホークス選手の写真を撮るようになったそうです。普段はタマスタ筑後で撮影することが多く、今回は初めてPayPayドームで撮影にチャレンジ。どんな写真を撮れるのか、楽しみです!
大きなレンズの立派なカメラを携えておじいちゃんと一緒に球場に現れた李音さん。まずは良い写真を撮るための心構えや技を学びます。この日、李音さんのチャレンジをサポートしてくれるのは西日本新聞社の永田浩カメラマン。
「プレーに素早く対応するために設定を変えて、ピント調整とシャッターを切るのを別のボタンでできるようにしよう。」「片目でレンズをのぞきながら、もう片方でグラウンド全体の流れを見ておくとフレームを合わせやすいよ」。野球のプレーを上手く切り取るには、状況を読みながら、素早くフレームに捉えてシャッターを切る瞬発力が求められます。
プロのカメラマンから実践的なアドバイスを受けて、いざグラウンドへ向かいます。
グラウンドへ到着すると、打撃練習中の選手をターゲットに撮影練習をしたり、設定の調整をして本番までの準備を進めます。
今日撮影時に意識する一番のポイントは「連写」。大事な瞬間を撮り逃さないために、とにかくシャッターをたくさん切る。心構えを万全にして、いよいよ試合開始を迎えます。
教わったことに気を付けながら、試合中は集中モード。選手の全力プレーを追いかけて、シャッターを切り続けます。
パワーあふれるデスパイネ選手のホームラン。
先発・千賀投手のダイナミックな投球フォーム。
表情豊かにプレーする柳田選手。
真剣勝負に臨むホークス選手の様子を次々とカメラに収めていきました。
この日のホークスは見事に勝利!李音さんの頑張りに花を添えることができました。試合後の勝利のハイタッチもばっちり撮影!
撮影を終えて控え室に戻ってきた李音さん。大きなレンズを持って1試合撮影を続け、腕は疲労困憊の様子(笑)
試合後は、撮影した写真をみんなでチェックします。
「今宮選手の躍動感が表れているね!」「このクロスプレーはおしかったなあ」「ギータは表情豊かでいいね」写真を見ながら試合を振り返って、選手の心境へ思いを馳せるのも楽しいひと時。選手が見せる一瞬の表情を上手くとらえる李音さんのセンスに、永田カメラマンも球団職員も感服でした。
一緒に試合を観戦し、李音さんの写真を見たおじいちゃんも「本当に上手に撮れている。孫が自分のカメラを使ってくれて、一緒に写真を撮れて良い気分です。嬉しくて今日は寝られなくなりそう。」と大喜び。
1日を終えて李音さんは「写真を撮るのも楽しかったし、おじいちゃんが喜んでくれたのもうれしかった!これからも色々なことに挑戦したい!」と夢が叶った一日を振り返りました。これまでは、野鳥を撮るのが好きなおじいちゃんと一緒に写真を撮りに行ったり、カメラの話をする機会はあまりなかったそう。今日をきっかけに、これからもおじいちゃんと一緒にたくさんホークス選手の写真を撮りに来てくださいね!
ホークスが九州を元気にする「ファイト!九州」の活動の一環として行っている「あなたの夢を叶えます!」プロジェクトは今後も引き続き行っていきます。