2018/10/30 (火)
選手

【直前】福岡から逆襲!右打者がカギか

10月30日(火)SMBC日本シリーズ2018 第3戦 ヤフオクドーム

舞台は地元福岡に移しての第3戦。工藤公康監督は「また福岡のファンの皆さんに野球を観てもらえるのは嬉しいしありがたい。ホークスの野球をして、しっかりと勝ちにつなげていきたい」と笑顔を浮かべながら話しました。

ここまで1分1敗。ただ工藤監督は「大竹くんがクライマックスに比べればよくなっているし、グラシアルもいい当たりが正面を突いているだけで悪くない。柳田くんにも(安打が)一本出た。落ち着いてくる。次から楽しみ」と敗れた第2戦の後でも、前向きな言葉を発しており、選手たちへ変わらぬ熱い期待を寄せていました。「タイに持ち込めば(流れも)変わってくる」と重要な一戦を迎えます。

先発はミランダ投手。レギュラーシーズンでは8試合に登板して6勝1敗、防御率1.89と文句なしの成績を残しました。8月25日のライオンズ戦では球団75年ぶりとなるノーヒットノーランにあとわずかの8回まで無安打投球を見せるなど、緩急をつけた投球で相手を翻弄するのが持ち味です。特にヤフオクドームでは3戦3勝、防御率0.42と圧倒的な好相性を誇っており、「ここのマウンドは自分に合っている。メジャーに近い」と話しています。

打線は指名打者が採用されることで本来のホークスの野球がやりやすい環境となります。クライマックスシリーズでMVPに輝いた柳田悠岐選手や好調だった中村晃選手や上林誠知選手の巻き返しに大いに期待したいところです。相手先発の九里投手とは交流戦で対戦して黒星を喫していますが、3本塁打を浴びせるなど苦手意識はまったくありません。その試合ではデスパイネ選手が2発、塚田正義選手が1発を放っています。九里投手の左右別成績を見ると、対左が被打率.264、1本塁打に対して対右が.285、12本塁打と極端に違う傾向を見せています。右打者の奮起にも期待したいところです。

2018年10月30日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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