2017/11/16 (木)
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柳田選手らがブルペン!?「工藤塾」も絶賛開催

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11月16日(木)、宮崎秋季キャンプは最終クールに入った前日からやや肌寒い天候となりましたが、この日の午後は陽も射してきて、また少し暖かさを取り戻しました。

 厳しい秋を耐え抜く選手たちですが、その中でこんな風景も。前日15日(水)に今宮健太選手がブルペンでピッチングを行いました。高校時代には甲子園で154キロをマークした剛腕とあって注目を集め、最速139キロを計測してみせました。

 じつはこれも練習の一環。「送球の際に左足がインステップする傾向があったのを、鳥越さん(2017年シーズンまでコーチ)に指摘されていて『そのままじゃ、肩を痛めるぞ』と。それできちんとした投げ方をしないといけないと思ってやったんです」。

 それを報道などで知ったのか、16日の練習では城所龍磨選手と柳田悠岐選手、福田秀平選手がニコニコ顔でブルペンにやって来ました。

 今宮選手に負けない剛速球で「よっしゃー!」と声を上げたのは柳田選手でした。なんと最速144キロをマーク。「過去最速は148キロ」と語る柳田選手の剛腕はやはり大迫力でした。しかし、工藤公康監督からは「(怪我しないように)全力で投げちゃだめだぞ」とちくり。柳田選手は「中6日の中継ぎで行けます」と志願(?)しましたが、「そんな中継ぎはいらないよ(笑)。打つ方で貢献してくれ」とあっさり却下されていました。

 城所選手も138キロ。福田選手も135キロ前後をマークしてみせました。やはりプロ野球選手は投手以外のポジションでも快速球を投げ込みます。福田選手はさらに「遊びでたまに投げている」というナックルまで披露。捕手役を務めた吉鶴憲治一軍バッテリーコーチが仰け反るほどの揺れ方をしたようです。ちなみに、回転数は「136」。通常、ストレートが「2000」を超える値を示すことを考えれば、ほぼ回転の無い正真正銘のナックルボールを投げていたようでした。

 また、この日も恒例の「工藤塾」では高橋純平投手や田中正義投手が直接指導を受け、内野特守では加入2日目の西田哲朗選手がサードでノックを受けました。なかなか軽快な動きを見せて、水上善雄一軍内野守備走塁コーチも「本職はショートで、サードはそれほど得意じゃないと話していたけど、まったくそれを感じさせない。いい内野手ですよ」と高評価していました。新しいチームメイトとも早くも馴染んだ様子。「まだサインを書くときに、前の背番号(55)を書いちゃう。癖が抜けないです」と苦笑いする以外は、もうすっかりホークスの一員となっています。

2017年11月16日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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