宮崎春季キャンプ(2月1日~27日)のA組、B組の振り分けが1月30日(月)に発表になりました。
先日行われた監督・コーチ会議の中で「チームの活性化」をテーマの一つに多くの若手選手をA組に抜擢。工藤公康監督は「厳しいキャンプ。秋とは違い、競争があるし結果が問われる。そのような厳しさはある」と話していました。ベテランの特に投手や捕手は、B組で自覚を持って自身のペースで調整を進めていくことになりました。
A組の中には吉本祥二投手と曽根海成選手の育成枠2名も名前を連ねました。異例の抜擢に吉本投手は「とにかくチャンスなのでアピールするだけ」と気を引き締めていました。自己最速154キロのストレートが自慢の本格派右腕は「1月もウエイトトレーニングを重点的にやってきたし、ピッチングもやっていた。初日からしっかり投げられる状態です」とやる気に満ちていました。
曽根選手は俊足巧打の内野手。「まずは守備でアピールしたいです。送球の強さ、正確性は昨年よりも確実によくなっていると思います」と目を輝かせました。1月の自主トレは今宮健太選手に弟子入りし、守備はもちろん打撃や精神面に至るまで様々磨いてきました。
「今宮さんからは『緊張せずに強気でやれ。今は一番下手くそな立場なんだから。失敗を恐れずにやれ』と言ってもらったのが一番心に残っています。でも、A組に入る以上、今宮さんを追い抜く気持ちでやっていきたい」と引き締まった表情で話していました。
また、若手の真砂勇介選手も「とにかくアピールして開幕一軍に残る」と気合を込めれば、山田大樹投手は「生き残ります。サバイバルです」と決意を口にしました。
チームは31日(火)に宮崎入りして、2月1日から始まる春季キャンプに備えます。
加治屋蓮、東浜巨、岩嵜翔、和田毅、田中正義、石川柊太、武田翔太、山田大樹、森唯斗、島袋洋奨、千賀滉大、飯田優也、R.バンデンハーク、髙橋純平、岡本健、嘉弥真新也、D.サファテ、笠原大芽、松本裕樹、R.スアレス、吉本祥二
斐紹(山下斐紹)、栗原陵矢、甲斐拓也、張本優大
今宮健太、松田宣浩、明石健志、カイル・ジェンセン、牧原大成、本多雄一、曽根海成
内川聖一、吉村裕基、中村晃、長谷川勇也、塚田正義、福田秀平、上林誠知、釜元豪、真砂勇介
上記以外全員
2017年1月30日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)