2009/12/28 (月)
球団

ホークスジュニア初の日本一! 永井監督「18人全員で戦い、野球を楽しんだ」

永井監督胴上げの瞬間
永井監督胴上げの瞬間
4回、逆転2ランを放ちガッツポーズの平湯選手
4回、逆転2ランを放ちガッツポーズの平湯選手
4連投でも熱投を見せた高山選手
4連投でも熱投を見せた高山選手
優勝が決まりマウンドに集まったナイン。高田選手はいつも「背番号1」(武石選手)のユニホームのそばにいました
優勝が決まりマウンドに集まったナイン。高田選手はいつも「背番号1」(武石選手)のユニホームのそばにいました
ホークスジュニアが北の大地で12球団の頂点に立ちました。12月27日(日)、日本一をかけてジャイアンツジュニアと決勝戦を戦いました。
試合が動いたのは3回。2死二塁から中前打を打たれ、本塁上は間一髪のプレーながら先制を許します。しかし、最少失点で踏ん張ります。
「予選から負けてしまうような流れから引き戻す力が、このチームにはあった」(永井智浩監督)
4回裏、主砲のひと振りで一気に流れを引き寄せます。1死二塁から平湯蒼藍選手が中越えの特大2ラン。この一発で逆転に成功すると、5回裏には古屋雄輝選手も右越え2ラン。一気に試合の主導権を握りました。
守りでも、岡本駿選手や石丸涼士選手の好守が飛び出し無駄な失点は許しませんでした。
そして最終7回表、予選リーグから4連投となった高山凌選手が最後の打者から三振を奪ってゲームセット。両手を高々と突き上げるとホークスジュニアナインがマウンドに一斉に駆け寄り歓喜の輪が出来上がりました。
「3ヶ月間、全員が力をつけたことは間違いない。ただ、今年のチームは中心選手がおらず、18人全員で戦って野球を楽しむことがテーマだった。それを札幌ドームできっちりできた。彼らは自分たちが思っている以上に力をつけている。これからも野球を頑張って、いつか本物のホークスのユニホームを着てほしい」(永井監督)
表彰式では優勝トロフィーとメダルが授与され、さらに来年ヤフードームで開催されるオールスターゲームのチケットも贈られました。
同日夜にチームは帰福。福岡空港にはインフルエンザのため、残念ながら大会に参加できなかった武石健選手の姿がありました。武石選手にも永井監督からユニホームとメダルが授与。ナインとともに日本一の喜びを分かち合い笑顔を見せていました。
史上最も弱小と言われた今年のホークスジュニア。過去4年間で1度も負けたことない練習試合で5敗を喫しました。しかし、3ヶ月の間に、バラバラだったチームは結束を高め、声を出し、互いを助け合って、強くなりました。そして掴んだ日本一の栄光。
野球というスポーツの原点、奥深さ、そして魅力がいっぱいに詰まった、本当に素晴らしい大会でした。

【決勝】
 
1
2
3
4
5
6
7
 
ジャイアンツジュニア
0
0
1
0
0
0
0
1
ホークスジュニア
0
0
0
2
2
0
X
4
<バッテリー>高山、田中舞、高山-高倉、河野
【本塁打】平湯1号、古屋1号


◆各選手、喜びのコメント
1武石健「3ヵ月間、本当に楽しかった。(インフルエンザのため大会は欠場したが)結果は毎日電話で聞いていました。優勝して嬉しい」
2高倉絢璃「力を合わせて、みんなと野球ができたことが嬉しかった」
3平湯蒼藍「決勝戦で逆転本塁打を打って、流れを変えることができたのでよかった」
4井手口駿介「大会でヒットが打てて良かった。またこのグラウンドで戦いたい」
5田中寛太「最高です。(金メダルは)予想を上回る重さでした(笑)」
6三村怜「嬉しいです。決勝戦で送りバントを決めて、逆転劇に繋げられたことが嬉しい」
7田中舞「嬉しいです。札幌ドームのマウンドに2度立てて良かったです」
8溝田亘「嬉しいです。みんなと野球ができたことが一番の思い出」
9石丸涼士「最終日までみんなと野球ができて優勝できた。最高の1日でした。一生忘れられません」
10高畑利樹「最高です。主将として、きつかったこともあったけど、こういう形で終われたのでよかった。優勝トロフィーはいろいろな意味で重かったです」
11高田健吾「嬉しいです。(2試合に先発し)緊張したけど、札幌ドームで三振を奪えたことが思い出です」
12河野真哉「一番弱いと言われたチームが一番になった。決勝戦で大会初安打を打てて良かった」
13許斐健人「嬉しいの一言。この3ヵ月間、本当に楽しかった」
14江口廉「嬉しいです。チームワークの大切さを学びました」
15高山凌「嬉しいです。4連投しましたが大丈夫でした。三振を奪って胴上げ投手になれたことと、予選リーグ初戦で二塁打を打ったことが思い出です」
16岡本駿「守備でいいプレーができて良かった。将来はプロ野球選手になって、またここ(札幌ドーム)に来たい」
17古屋雄輝「嬉しいです。決勝戦での本塁打は、打った瞬間にいったと思いました。楽しい3カ月でした」
18熊本凌「嬉しいです。予選リーグ初戦で先制される展開だったけど、みんなの力で逆転した。だから優勝できたと思います」

2009年12月28日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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