2016/10/03 (月)
球団

工藤監督が語る、ペナント総括とCSへの思い

10月2日(日)のイーグルス戦(koboスタ宮城)をもって、今季レギュラーシーズンの全日程が終了しました。143試合を戦って83勝54敗6分、勝率.606。シーズン2位となり、10月8日(土)に開幕する「日本通運クライマックス・パ ファーストステージ」からの日本シリーズ進出、そして3年連続日本一を目指して戦っていきます。

工藤公康監督がここまでの戦いを総括しました。

――今季を振り返って
「選手たちは頑張ってくれたと思う。こんなに貯金(29)を作ってくれた。それでも2位だったのは、素直にファイターズに強さを認めないといけない」

――後半戦、追撃にあった
「シーズンの初めは投打のバランスもよく接戦を勝ち抜いて行けた。しかし、7月に入ってから歯車がかみ合わずに僕自身が修正をできなかった。あの位置から貯金を増やせずに、逆転を許してしまった」

――勝負所での誤算があった
「うちの素晴らしいところは、みんな最後まであきらめずに明るく元気な姿勢を崩さないところ。しかし、もう少し僕がそれを引き出して上げられれば結果は変わったのかもしれない。どうすればいいのか、迷った部分もあった。最終的に自分たちの隙になってしまったと反省している」

――監督就任2年目のシーズンだった
「選手たちのいい時、悪い時がある。いい部分をうまく引き出せなかったのは悔やまれる」

――投手陣では若手の千賀投手、東浜投手が台頭した
「昨年の秋季練習からきついトレーニングに一生懸命ついてきてくれた。トレーニングの大切さや何を強くするのかを理解できたと思う。その成果がシーズンの結果だったし、彼らの継続力、勝ちたいという気持ちもそれにつながったと思う」

――和田投手は15勝。チームにもいい影響を与えた
「彼が投手陣の中で主になってくれて、若い選手たちは学ぶことも多かった。そしてローテで回って結果を残してくれた。チームが困った中でも投げて、勝ってくれた」

――9月は打線のつながりが戻った
「勝つしかないという気持ちが盛り上がりにつながった。それを見て嬉しかった。リズムが生まれ、前半戦のようなバランスの取れたチームに戻ってきていた」

――CSへ
「向こうも必死にくる。それよりも熱い思いで、しっかりと戦いたい。短期決戦は何が起こるかわからない。絶対に勝つという思いで戦っていくのが大事だと思う」

2016年10月3日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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