12月2日（水）、先のドラフト会議で指名し、2016年度からホークスに新たに加わる新人選手入団発表が福岡市内のホテルで行われました。6人の若鷹が誕生に、同席した工藤公康監督も笑顔を浮かべていました。

また、会見にはクラブホークスプレミアム会員の皆様70名も招待され、フレッシュな若鷹の誕生の瞬間に立ち会っていただきました。

1巡目入団は高橋純平投手（背番号47）。

県立岐阜商業高校からホークス入りする右腕は、最速152キロを誇るしなやかな本格派右腕です。入団発表会見では開口一番に「目標は日本のエースになることです」と堂々宣言。自分の意思を、自分の言葉で、はっきりと伝えることができる、なかなか頼もしい18歳です。さらに「縁あって入団することになりました。生涯この球団でエースを張れるようになりたい。1軍に早く上がりたいけど、下積みをしないと長いスパンで活躍できないと思っています。一番トシをとっても、このチームでエースでいられるよう頑張りたい」と強く、熱い意気込みを口にしました。さらに背番号47を背負うことについて、「工藤監督の現役時代の背番号という印象です。でも、ホークスの『47』のユニフォームを着た人でスタンドを埋めるような選手になりたいし、『47』といえば工藤監督と思われているけど、それを自分の番号に出来るようにしたい」と話しました。また、背番号47は複数提示された中から自ら選んだことも明かしました。

2巡目入団は小澤怜史投手（背番号40）。

スカウトをうならせた152キロの剛球が最大の武器。「これからも磨きをかけたい」と話し、「目標は武田投手。日本シリーズのピッチングを見て、自分も長い回を投げても常時スピードのあるボールを投げられる投手になりたいです」と将来を見据えました。「気合と根性」がモットー。強気の性格もプロ向きで、チームの先発投手として期待の出来る右腕です。

3巡目入団は谷川原健太選手（背番号45）。

身長173cmと小柄ながら高校通算41発を放った強打の捕手。二塁送球タイム1秒8はプロでもトップクラスで、さらに50m6秒の俊足という異色のキャッチャー像を築き上げていきます。「目標はかつてホークスでプレーした城島選手の様に、打てて強肩で守りのいい捕手。そして足でもアピールしたい。僕は走攻守そろったキャッチャーになりたい」と話し、「本多選手のように盗塁王を獲れる選手になりたい」と夢を語りました。

4巡目入団は茶谷健太選手（背番号55）。

高校時代は投手として活躍も、プロでは打撃を生かして内野手で勝負。開口一番の目標を「年間40本以上本塁打を打ちたい」と話すと、会場からは「おー！」というどよめきが起こりました。「投手に未練がないと言ったらウソになりますが、野手として評価してもらえたのは嬉しい。頑張っていきたい」と話し、「柳田選手のように思いっきりフルスイングしてどこまでも飛ばせるような選手になりたい」と表情を引き締めました。

5巡目入団は黒瀬健太選手（背番号61）。

数々の本塁打伝説を作った高校通算97発のスラッガー。これまでは捕手でしたが、プロでは内野手に転向します。「柳田選手のように打率も残せて本塁打も打てる。そんな選手になりたい」と話す大砲候補は、「まず怪我をしない体をしっかり作って、1日も早く1軍に上がりたい。球界を代表するホームランバッターになれるよう努力していきたい」と、トレードマークの笑顔を見せながら話しました。

6巡目入団は川瀬晃選手（背番号00）。

大分商高から入団。野球センスに長けており、「川﨑宗則2世」との呼び声高い内野手です。俊足巧打が持ち味で、打撃の対応力と守備の正確さを特に見てもらいたいとアピール。また、ターゲットとするのは、同郷の先輩である今宮選手。「超えられる選手になるようにしっかり努力して、学んでいきたい。日本を代表する遊撃手になりたい」と挑戦状をたたきつけました。

今年は高校生ばかり6人が入団。工藤監督は「いつも思うことですが、最近の高校生は自分の意思をヒトに伝えることがしっかりと出来る。大人だな、しっかりしているなと思いました」と話し、「自分の子どものように接し、時には厳しい言葉をかけることもあるかもしれないが、愛情を注いで接して向き合っていきたい。それはコーチにも話してあります。そのような思いがないと人は育たない」と、若鷹の将来のため、ホークスの未来を見据えて、熱く力強く語りました。