7月を13勝4敗の快進撃で戦い抜き、8月もここまで2戦2勝。アツい夏は「熱男」の季節とばかりに、白星を積み上げていくホークス。工藤公康監督は常々「3連戦があれば勝ち越すんだ」と語っています。現在の勝率は.670（59勝29敗3分）。“目標値”を上回り、貯金は30の大台に到達しました。

4日（火）からは2位・ファイターズを本拠地ヤフオクドームに迎えての3連戦です。2勝すれば、優勝へのマジックナンバー「38」が点灯します（1勝1分ならば「M39」）。今季の対戦成績7勝5敗。ともかく、この3連戦もまずは勝ち越しを目指して戦いに臨みます。

大事な初戦。まずはホークス打線がいかに大谷投手を攻略するか。今季は2度の対戦で1敗を喫していますが、5月22日の対戦では7回表に一挙5得点の猛攻を見せて「KO」しました。藤井康雄打撃コーチは「まずは立ち上がりがポイント」と語ります。工藤監督も「1、2、3番で何とかしたいね」と話しており、まずは初回の上位打線が攻略のカギを握ります。藤井コーチによれば、「積極性の明石（健志選手）を1番、球数を放らすことの出来る粘りの高田（知季選手）を2番」に起用する方向だと明かしました。

ファイターズ戦ではその明石選手が対戦打率.375をマーク。そして4日（火）に33歳の誕生日を迎えた内川聖一選手は同.349の好成績を残しています。

投手陣。まず先陣を切って先発するのは中田賢一投手。6勝3敗、防御率3.29の右腕は、前回登板（7月28日、イーグルス戦）では8回1失点で勝利投手になっており上り調子です。このカードでは攝津正投手の登板も見込まれており、実績ある投手たちがしっかりとゲームメイクをしてくれるでしょう。