2018/01/29 (月)
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工藤監督が阿蘇を訪問「九州は1つ」

1月28日(日)、工藤公康監督が熊本県阿蘇市の一の宮小学校で地元の小学生野球チームを対象に野球教室を行いました。

前日は大分・日田、福岡・朝倉杷木地区、熊本・西原村を訪れました。阿蘇地域も一昨年の熊本地震で甚大な被害を受け、現在も復興作業が日々行われています。

工藤監督が阿蘇地域を訪れたのは震災以来初めてとなりました。この日は一の宮マリーンズ、阿蘇西イーグルス、阿蘇ドリームズ、高森ドンキーズの子どもたち計64名が参加しました。本来はグラウンドで行われる予定でしたが、阿蘇は一面の雪景色。場所は体育館内となりましたが、それでも子供たちの熱気は最高潮。大きな声が絶えずあちこちから飛び交っていました。

野球教室では工藤監督がいつものように丁寧なピッチング指導。まずはボールを使わずに、下半身の正しい使い方を伝授。これにより肩や肘への負担が少ないフォームを身につけます。初めは四苦八苦する子どもたちも、意識をしながら取り組むとみるみる上達。投げ方がスムーズになり、バランスのいいフォームになっていきました。

さらに前日に続き、福岡医健専門学校の講師と生徒も参加してもらい専門知識に基づいた体幹トレーニングなどを学ぶ場も設けられました。

そして、この日は「グラブづくり」体験も行われ、親子で一緒にグローブを作成し、その後キャッチボールをしてまた違った野球の楽しさを感じることのできる企画も行われていました。

「大きな災害があったけれど、負けてほしくない。一日も早い復興を当然願っています。そして明るく、楽しく野球を続けてほしい。みんなの元気な笑顔が大人を元気にしてくれます。また、九州は1つという思いを持ち、ソフトバンクホークスは九州の子どもたちを全力で応援していきます」

また、昼食は保護者の皆さんの協力のもとで炊き出しが行われ、おにぎり600個と豚汁がふるまわれました。おにぎりに使用されたのは工藤監督から寄付された1俵のお米。子どもたちには工藤監督から直接豚汁が手渡されていました。

2018年1月29日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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工藤 公康

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