2017/05/07 (日)
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ファイト!九州 熊本・八代の二軍戦をレポート

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5月7日(日)、ファイト!九州ウエスタン・リーグ公式戦(対カープ)が熊本県八代市の県営八代運動公園野球場で行われました。

昨年も5月に八代開催が予定されていましたが、熊本地震の影響で中止し、タマスタ筑後での代替開催(復興支援チャリティー試合)となりました。

好天に恵まれたこの日は3,090人が来場。入場ゲートでは「ファイト!九州シリコンリストバンド」がプレゼントされていました。

試合前には球場正面前で牧原大成選手と川瀬晃選手のサイン会や、ホークス野球振興部の大野隆治氏、新垣渚氏による「公園親子キャッチボール」などが実施。地元グルメなどの露店も出店して、さながらお祭りムード。そして地元八代のゆるキャラたちをはじめくまモンも応援に駆け付けてくれました。

また、この試合ではくまモンの刻印が入った特別球が用意されました。「くまモンボール」は今月13日(土)に熊本市の藤崎台県営野球場で行われる一軍公式戦(対イーグルス)でも使用されることになっています。試合前には両軍ベンチをはじめ球場全体で黙祷が捧げられました。

12時半に始まった試合は序盤投手戦の展開に。その中で先発の山田大樹投手が粘りのピッチングを見せました。前回の1失点完投勝利に続いて、この日も8回1失点と結果を残し、一軍昇格へのアピールに成功しました。

打線は初回にジェンセン選手のタイムリーで先制。1対1で迎えた5回裏には塚田正義選手が勝ち越し2点タイムリーをセンターへ運んで、これが決勝点となり3対1で見事ホークスが快勝しました。

水上善雄二軍監督は「去年はせっかく呼んでいただいたのに試合をすることが叶わなかった八代で、ぜひともいい試合、そしてプロらしい試合をお見せしたいという気持ちで臨み、ホークスが勝つところを見せられてよかった。山田も本当のプロらしい投球を見せてくれたし、塚田も期待に応えるバッティングをしてくれました。斐紹のスピーチも非常によかった。ホークスの選手たちの元気な姿、必死な姿を熊本の皆さんに見ていただくことが叶った、非常にいい一日となりました」と振り返りました。

そして選手会長の長谷川勇也選手も「何か特別なことをしてあげられたわけではなかったけど、いい試合を見せることが出来たのは良かったです」と話しました。選手会長として昨年からチームの先頭に立って、復興支援活動にも尽力してきただけに、八代のスタンドを埋めた多くのファン、そして子どもたちの声援は嬉しかったといいます。「たくさんの声援がずっと耳に届いていました」。

今月13日(土)には熊本市・藤崎台県営野球場で一軍がパ・リーグ公式戦でイーグルスと対戦します。熊本とホークスの熱く、そして温かい思いが一つになる日はまたすぐにやって来ます。

2017年5月7日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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