2017/03/23 (木)
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【戦評】必勝リレーだ!岩嵜投手からサファテ投手

3月22日(水)ホークス3-2タイガース ヤフオクドーム

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シーズン本番さながらの必勝パターンで逃げ切りに成功した。1点リードして迎えた8回、ブルペン陣が出場だ。

セットアッパーは岩嵜翔投手。このオープン戦でチーム最多タイの6試合目の登板も、これまで同様に安定感抜群のピッチング。回の先頭打者から一ゴロ、左飛と打ち取り、3人目はこの日2安打の原口選手だったが、まさしく「上から見下ろす」ような貫録の投球。初球は108キロの緩いカーブでストライク。2球目はフォークボールを空振りさせて追い込むと、粘られるも最後は150キロで二ゴロに仕留めた。

そして9回は守護神のサファテ投手だ。こちらは150キロ台の直球を連発して、最終回の打者3人からすべて三振を奪ってみせた。

工藤公康監督も「シーズンでも(8回と9回の投手起用は)このままの形になっていくと思います」と試合後の取材では期待を寄せていた。

また、先発した中田賢一投手は7回を100球ちょうどで投げ切り2失点にまとめた。「前回の投球より球の精度、キレは良かったです。今日は100球前後の予定で、7回まで投げきれたのは収穫です」と納得しながらも、「5回に代打に対しての初球でホームラン打たれてしまったのが…。もう少し慎重に入るべきで、そこが反省点です。まだ無駄なボール球が多かったので、そこも減らしていきたいです」とまだまだ上の状態を見据えながら調整を続ける構えを見せた。

打線は2回に鶴岡慎也選手と明石健志選手のタイムリーで2点を先制。4回にはまたも鶴岡選手が走者を置いた場面で右中間三塁打を放ち、結果的にこれが決勝点となった。

また、この試合から柳田悠岐選手が守備を解禁。「4番センター」で5イニング出場して5度の守備機会を無難にこなした。「久々の守備だったんで最初は緊張したけど、一度ボールを捕ったら案外フツーに出来ました」と試合後に振りかえった。

2017年3月23日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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