2017/02/21 (火)
選手

「世界一へ、1ダホー!」侍戦士がキャンプ打ち上げ

2月21日(火)、宮崎春季キャンプはこの日から第5クールに突入しました。

クール初日は紅白戦などの実戦形式メニューは行わず、基礎練習をみっちりと繰り返しました。午前中は投内連係に多くの時間を割き、午後は野手陣の一部が「走塁練習」と書かれたメニューに精力的に臨んでいました。過去にはここまで特化したメニューはあまり行われていませんでしたが、19日の紅白戦で両軍合わせて12盗塁をマークしたように、今年のホークスは足攻も大きな武器として期待できそうです。

また、21日をもって、侍ジャパンのメンバーとしてWBCに出場する4選手が宮崎キャンプを打ち上げました。千賀滉大投手、武田翔太投手、松田宣浩選手、内川聖一選手。それぞれ23日(木)から宮崎市内で始まる代表合宿に参加します。

以下、各選手のコメント

千賀投手

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「ボールやマウンドが違うという、いつもと違う環境の中ではあったが、充実したキャンプを送れたと思います。ボールにもようやく慣れることが出来ました。僕の場合は、昨年までも毎年早めに作り上げてアピールしないといけない立場なので、調整の早さなどで戸惑うことはありませんでした。代表は明日集合しますが、まずは周りに乗り遅れないように。チームに迷惑をかけないように、役に立てるようなピッチングをしたい。みんな世界一という気持ちで戦う。チームに少しでも役に立てるよう頑張りたい」

武田投手

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「僕としてはいい感じに仕上がったと思います。ボールの準備に関してもオフからやっていたし、特に問題はありません。マウンドも同じです。世界一奪回に向けて、とにかく勝ちにこだわっていきたい。勝利に貢献できるよう、まずは試合を作りたい。気持ちの高ぶりはまだないです。意外と落ち着いています。アガるタイプじゃないので(笑)。だけど、大事な試合。まずはシーズンのことは忘れて、日本の代表として全力で戦いたい。世界一となれるよう、一つのピースとして全力で頑張りたい」

松田選手

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「2月1日からWBCのためにしっかり調整してきた。100%の状態で代表合宿に入れます。WBCは国と国が野球で世界一を争う大会。王会長からも今朝『国を背負って野球をするという誇りを持ってほしい』と言ってもらえました。小久保監督を世界一の監督にしたい。代表では打って、守って、走って、プラス元気で! 声の調子もいい(笑)。侍ジャパンで一番元気な選手という存在を示したい。必ず世界一を取ってホークスに帰ってきます。侍ジャパン、世界一奪還、1(ワン)ダホー!」

内川選手

「気持ちの上では早く仕上げないといけないと思ってやってきた。だけど、実際にここまで来ると不安もあるけど、腹をくくって切り替えていきたい。前回大会のことは個人的なこと。僕の中でしっかり意識をしてやればいいと思っています。代表チームの中で年齢も上から2番目だし、小久保監督からは『ホークスと変わらずやってくれ』と言われているので、変わらずやっていきたい。2009年に世界一になった時には日本中が熱狂して応援してくれるのを目の当たりにしました。あの野球熱をもう一度という思いはあります。日本の野球ファンが世界一を期待してくれている。2013年の大会後に侍ジャパンを常設化しており、今回はその結果が出る大会。今までの歩みが間違っていなかったという大会に。そしていろんな人の思いも背負って戦いたい」

2017年2月21日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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