1月9日（月・祝）、HAWKSベースボールパーク筑後で新人合同自主トレがスタートしました。

初日は基礎トレーニングを中心に軽めのメニューでしたが、それでも約2時間20分の練習でしっかりと体を動かすと、冬の一日にもかかわらずルーキーたちの顔には汗がにじんでいました。

田中正義投手は「まずは全員が怪我なく一日目を終えることが出来てよかったです」と、年長者（ルーキー唯一の大卒）らしいコメント。ただ途中にサブグラウンドで行ったインターバル走は堪えたようでした。「（200mを）10本で終わるかと思ったら、ちょっと多かった（結局13本）。心肺機能系の練習は今まで逃げてきたところもありますが、しっかり立ち向かっていきたいです」と話しました。そしてキャッチボールでは「6，7割」の力でも、きれいなオーバースローから力のある球を投げていました。

田中投手とキャッチボールでパートナーを組んだのは九鬼隆平選手。「田中さんの方から声をかけてもらいました。でも、初日にボールを捕ることが出来てよかったです」と、高校生ナンバーワン捕手の呼び声高い18歳は笑顔を見せていました。

走力系のメニューで特に軽快な動きが目立ったのが古谷優人投手。「北海道は雪で、ボールを使った練習が出来ずに走ってばかり。なので自信はありました」。地元では長靴をはき、膝あたりまで雪に埋もれながら毎日5キロのランニングを行ったと言います。無尽蔵のスタミナに今後も注目です。

三森大貴選手は「たくさんのファンや報道の方から見られる中での練習で、自然と気持ちも昂りました。ただ、初めての練習は楽しかったです」と笑顔。まずはキャンプをしっかりとついて行くための体力づくりがテーマだと話していました。

新人合同自主トレはHAWKSベースボールパーク筑後で今月29日（日）まで行われる予定です。休日予定日は11日（水）、15日（日）、20日（金）、25日（水）となっています。

2017年1月10日掲載
田尻　耕太郎（スポーツライター）